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平成28年度 人権講習会 「スポーツと助け合う心」

平成28年度 人権講習会 「スポーツと助け合う心」

平成29年2月4日(土)
会場:すみだ生涯学習センター
講師:一般社団法人 日本パラバレーボール協会
日本代表女子監督  真野 嘉久 氏
日本代表男子監督  竹田 賢仁 氏
日本代表女子    齊藤 洋子 氏
日本代表男子    高砂 進 氏

パラリンピック正式種目であるシッティングバレーボールで活躍中のみなさんに様々なお話を伺いました。
肢体不自由であることで、ハンデを付けられたり、可哀想だと言われたりすることが嫌で、義足であることを隠していた方もいました。ところが、シッティングバレーボールと出会い、ルールも立位のバレーボールとほとんど変わらず、ハンデを付けられることもなく、好きなスポーツが思いっきりできる!ということで、心持ちが変わったと話してくださいました。

シッティングバレーボールとは、床に臀部の一部が常に接触している状態でプレーするバレーボールです。ネットの高さやコートの広さの他は、次の3つを除き、6人制バレーボールとほぼ同じルールです。
*臀部が離れてプレーすると反則。
*ラインクロスは足ではなく臀部が越えたら反則。
*サーブをブロックできます。
障がいの有無に拘わらず、同じチームで一緒にプレーできることから、学校の体育授業にと働きかけているそうです。体育の授業を見学することなく、みなが一緒にスポーツを楽しむことができます。

誰もが同じように可能性を持っています。肢体不自由であることは、不便なこともあるけれど、不幸ではありません。人として自然に接すること、それが大切ではないでしょうかと話されたことが心に響きました。

平成28年度 東京都地域スポーツ支援研修会

平成28年度 東京都地域スポーツ支援研修会

平成29年1月28日(土)
会場:高輪区民センター
講師:早稲田大学スポーツ科学学術院教授
原田 宗彦 氏

研修会第一部のテーマは、「ロンドン・リオのオリ・パラ大会に学ぶ」~スポーツの実施率70%に向けた取り組みについて考える~でした。
スポーツの新定義として、ルールがない、勝ち負けもない、楽しい身体活動、という幅広の考え方を取り入れることや、スポーツに親しみやすいまちづくり、スポーツ振興の事業力についての講義を受けました。スポーツイベントは社会問題解決のきっかけとなり、生活改善の役割も果たしています。今後、スポーツを楽しさや持続へと繋ぐには、従来のスポーツライフではなく、日常のアクティブライフスタイルを推奨し、場所や機会の整備が課題とされていることも学びました。

第二部は、スポーツ推進委員地区代表の方々によるトークセッション、「2020年大会以降の地域スポーツを考える」が行われました。
各区でのスポーツ参加に関するアンケート結果や、地域でのイベント開催、推進活動について発表されました。「スポーツは特別ではなく、日常生活の中にある」との考えから、3分間ストレッチや、スタンディング会議、バランス椅子等が提案され、会社の中や家事の最中にもスポーツに関われるような取り組みが成されていました。

普段スポーツに壁を感じている方々が、「今日は天気が良いから少し歩こう」と思えるような、ちょっとした行動変容を起こすために、どのような環境づくりができるのか、また日常生活をアクティブに転換し、スポーツをより身近な形にするには、どのような働きかけがあるのかなどを考え、実施に向けて今後も研鑽を積みたいと思います。

<墨田区スポーツ推進委員協議会>広報PJ
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