平成28年3月5日、東京都障害者スポーツセミナーに参加しました。
講義では(公社)東京都障害者スポーツ協会事業推進部地域スポーツ振興課高山浩久課長より、障がいについての基礎的な知識・環境・特性に応じたスポーツ紹介等をご指導いただきました。
昨年(平成27年10月)に文部科学省の外局としてスポーツ庁が発足しましたが、東京都では平成22年7月にスポーツ行政の一元化がなされています。この2月には東京都オリンピック・パラリンピック準備局と東京都障害者スポーツ協会が「障害者のスポーツ施設利用促進マニュアル」も発行し、先駆的に障がい者スポーツに取り組んでいます。
実技ではスペシャルオリンピックス競技のフロアホッケーとパラリンピック正式競技のボッチャを体験しました。フロアホッケーはドーナツ型のパックをスティックで操作してゴールにシュートし、得点を競います。パックもスティックも軽量で扱いやすく、パックが上手く前に送り出せた時は気分爽快です。
ボッチャは各チーム6球ずつのボールを的にどれだけ多く近づけられるかを競います。ボールを手にするとズッシリと重みがあり、表面の縫い目が作用して独特の転がりかたをします。
今回は正式なゲーム方式ではなく、体験の際の指導上の留意点をご指導いただきました。
どちらも、障がい者のために考案されたスポーツですが、実技中は夢中になり、笑みもこぼれ、幅広い方に楽しんでいただけることを体感しました。